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株取引やFX取引などの投資をするにあたって、建玉について理解しておく必要があります。投資の損益が発生するかは建玉によって変わります。
本記事では、建玉の仕組みや保有している場合としていない場合の損益の違いを詳しく解説します。これから株やFXの取引を始める人は、ぜひ、参考にしてください。
建玉とは、わかりやすくいえば信用取引・FX・オプション取引などで新規注文が約定した後、まだ決済されていない約定のことです。一般的には「ポジション」と呼ばれます。建玉の読み方は「たてぎょく」です。
建玉の種類は2つあります。
href=”https://fxgt.link/ja/blog/mutual-funds-fx-difference/”>混同しないように注意が必要です。
買建玉(ロングポジション) | 買いのポジションを保有している状態 |
売建玉(ショートポジション) | 売りのポジションを保有している状態 |
信用取引やFXなどの取引をする際は、2つのいずれかの建玉を保有して損益を得ます。
株やFXなどの取引において利益を得るには、建玉を保有しなければなりません。
建玉を保有するためには、口座内に十分な資金が必要です。例えば、100万円分の建玉を保有したい場合は、口座内に少なくとも100万円を用意しましょう。また、FXや信用取引の場合は、担保として証拠金を用意すればレバレッジを活用できるため、少ない金額で多くの取引が可能です。例えば、レバレッジ2倍で取引する場合は、100万円分の建玉を保有するのに必要な資金は50万円で済みます。
建玉を保有すると、価格変動に応じて含み損益も変動します。
保有中の建玉 | 価格が上昇 | 価格が下落 |
買建玉 | 含み益が発生 | 含み損が発生 |
売建玉 | 含み損が発生 | 含み益が発生 |
ただし、この時点では損益は確定しません。損益を確定するためには、含み損益の発生している建玉を決済する必要があります。
例えば、買建玉を保有している場合は、売り注文をすることでポジションが解消されて、損益が確定する仕組みです。
ここからは、建玉と損益の関係について詳しくみていきましょう。
建玉を保有している場合の損益
まずは建玉を保有している場合の損益について詳しく解説します。
建玉の保有で利益を得る流れ
建玉の保有で利益を得る流れを見ていきましょう。
例えば、投資家が1株1,000円で100株の株式を購入した場合、建玉は100株、購入金額は10万円となります。
1,000円×100株=10万円
この後、株価が1,200円に上昇したときに株を売却したの場合の利益を計算してみましょう。
(1,200円×100株=12万円)-(1,000円×100株=10万円)=2万円
売却時の資産額から購入時の資産額を引くと利益は2万円であることがわかります。
建玉の保有で損失が発生する流れ
次に建玉の保有で損失が発生する流れを解説します。
、投資家が1株1,000円で100株の株式を購入した後、株価が800円に下落した場合の損失を計算してみましょう。
損失についても、売却時の資産額から購入時の資産額を引くことで計算可能です。
(800円×100株=8万円)-(1,000円×100株=10万円)=-2万円
つまり損失額は2万円となります。
このように建玉を保有して値動きが変動した場合、損益のいずれかが発生します。
建玉を保有していない場合の損益
建玉を保有していない場合の損益についても見ていきましょう。
株・FXなどの取引において、建玉を保有していない場合は相場が変動しても利益や損失は発生しません。
建玉を保有していない状態では、損失を被るリスクはありませんが、逆に利益を得ることも不可能です。
投資では必ず建玉を保有しなければならない決まりはありません。相場が不安定で値動きが予測しにくい場合は、建玉を保有せずに様子見をすることを検討しましょう。
建玉を多く保有するほど損益は大きくなる
株やFXの取引では、建玉を多く保有するほど損益が大きくなります。
例えば、FXの取引でドル円が100円で買いの建玉を保有したケースで考えてみましょう。
1ドルの価格 | 1万通貨 | 10万通貨 |
103円に上昇 | 3万円の利益 | 30万円の利益 |
97円に下落 | 3万円の損失 | 30万円の損失 |
1ドルの価格が103円に上昇した場合、1万通貨よりも10万通貨のほうが建玉が大きいので多くの利益を得られます。
一方で、97円に下落した場合は、1万通貨よりも10万通貨のほうが多くの損失を被ります。
このように、建玉が大きいと多くの利益を狙えますが、逆に損失額も大きくなる可能性があるので注意しましょう。
ここからは、信用取引における建玉のルールについて解説します。信用取引では、証券会社から現金や株式を借りて取引を行う必要があります。
信用取引では、制度信用取引を行う場合は、新規建約定日から数えて6ヶ月以内に反対売買により決済をしなければなりません。返済をしなかった場合は、証券会社により建玉は強制的に決済されます。
信用取引での建玉の決済方法には、以下の3つがあります。
反対売買による返済とは、保有している建玉と反対のポジションを取ることを指します。信用買いをしている場合は株を売却、信用売りをしているケースでは株を買い戻すことで返済が完了する仕組みです。
現引による決済とは、信用買いで保有している株を現金で購入する方法です。現渡は、信用売りで保有している株式を現物で返済する方法です。
現引や現渡により決済する場合は、保有している建玉や保証金の状況に影響されることがあるので注意が必要です。
ここからは、建玉に関するよくある質問に回答します。建玉に関して疑問がある場合は、ぜひ参考にしてください。
建玉とポジションの違いは何ですか?
建玉は未決済の約定のことで、ポジションの一部を表す言葉です。信用取引や先物取引で使われることが多いです。一方、ポジションは資産に対する投資家の持ち分を示す言葉で、買いポジション(ロング)や売りポジション(ショート)といった形で表現されます。ポジションは、建玉を含む広い概念の言葉です。
建玉と注文の違いは何ですか?
建玉は、新規注文が約定したものの、決済注文は行われていない約定のことです。一方、注文は、取引を行うための指示そのものを指します。新規注文や決済注文など全ての注文を含みます。
建玉上限とは何ですか?
建玉上限とは、投資家が特定あるいは全体の銘柄で保有できる建玉の最大金額を指します。
建玉上限は、証券会社ごとに決まっているので、大量に注文する場合は事前にいくらまで取引可能か確認しておきましょう。
建玉余力とは何ですか?
建玉余力とは、投資家が新たに建玉を持つことができる金額を指します。建玉余力を見れば、現在保有している建玉の総額と、証券口座にある資金・信用取引の枠を考慮して、新たに保有可能な建玉を確認できます。
建玉の見方はどのように確認しますか?
建玉は取引プラットフォームや証券会社の提供する口座管理のページから確認可能です。建玉が買い・売りのどっちか、各建玉の数量、購入価格、評価損益、建玉の総額などの情報を確認するようにしましょう。
FXの建玉金額とは何ですか?
FXの建玉金額とは、現在保有している未決済のポジションの総額です。国内FX業者では通貨、海外FX業者ではロットで表します。
建玉決済とは何ですか?
建玉の決済とは、保有している建玉を反対売買により、未決済のポジションを解消する行為を指します。例えば、売り建玉を持っている場合、同じ数量の買い注文を出すことで建玉を決済して、利益や損失を確定させます。
株やFXの取引でいくらの損益が発生するかは建玉の大きさで判断できます。多くの建玉を保有していれば大きな利益を期待できますが、逆に損失額も多くなることがあるので注意が必要です。
また、損失が怖い場合は建玉を保有しなければ、損をする心配はありません。しかし、利益を得ることもできない点には注意しましょう。
建玉の仕組みについて理解しておかなければ、いくら損益が発生するか分からないので危険です。
これから株やFXの取引を始める人は、建玉について必ず理解しておきましょう。
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