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「仮想通貨の詐欺が流行っているって本当?」
「どんな手口があるの?」
と考えていませんか?
仮想通貨は多くの人に知られるようになったものの、詐欺の件数も増加しています。仮想通貨に興味があるけど、詐欺には遭いたくない、どうすれば詐欺に遭わずに済むのか知りたいと考える人もいるでしょう。
本記事では、仮想通貨の詐欺の手口を11個紹介します。事前に手口を知っておいて、詐欺に引っかからないようにしましょう。
近年、仮想通貨詐欺に悩まされている人が増加傾向にあります。国民生活センターのホームページによると、暗号資産(仮想通貨)に関する相談件数は増加傾向にあり、相談件数は2021年に6,381件でしたが、2023年には8,466件まで増加しました。
年度 | 相談件数※ |
2021 | 6,381件 |
2022 | 5,623件 |
2023 | 8,466件 |
2024 | 788件(前年同期比は701件) |
※相談件数は2024年5月31日現在(消費生活センター等からの経由相談は含まれていません)
データ引用元:国民生活センター
2024年5月末の時点においても、前年の同時期と比べて80件以上増加しています。
また、仮想通貨に関する詐欺については、警視庁のホームページにも記載があることから、多くの人が被害に遭っていることが分かるでしょう。
仮想通貨の詐欺が増加している理由には、仮想通貨市場の急成長が挙げられます。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は、短期間で高いリターンを得られる可能性があるため、初心者から中上級者まで幅広い投資家が興味を持っています。
加えて、仮想通貨は匿名かつ国内外でも取引が盛んなため、日本だけでなく海外の詐欺師から日本人が狙われることがある点も理由の一つです。
これから、仮想通貨への投資を検討している人は、自分は引っかかるはずがないとたかをくくるのではなく、どのような手口があるかを知っておくなど備えておくようにしましょう。
仮想通貨の詐欺は、多種多様なため、事前に手口を知らなければ、引っかかってしまう可能性があります。
代表的な詐欺の手口は以下の通りです。
それぞれの手口について詳しく解説します。
1.フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、偽のメールやWebサイトを通じてユーザーのログイン情報や個人情報を盗み出す手法です。
具体的には、詐欺師が正規の仮想通貨取引所やウォレットサービスと酷似した偽サイトを用意して、ユーザーに公式サイトと誤認させてリンクを踏ませます。
ユーザーがリンク先でログイン情報を入力すると、個人情報やウォレットのパスワード・リカバリーフレーズなどが盗まれるという手口です。
偽のWebサイトとはいえ、公式サイトとデザインがよく似ているので、本物のWebサイトと信じる人も多くいます。
2.偽のアプリ経由での詐欺
偽のアプリ経由での詐欺とは、Google PlayやApp Storeなど公式のアプリストアに掲載した偽のアプリをユーザーにダウンロードさせる手口です。
アプリは、ユーザーの個人情報や仮想通貨ウォレットの秘密鍵を盗むために設計されています。
例えば、ユーザーがアプリにログインする際に入力させた情報は、詐欺師に盗まれてしまいます。
偽物のアプリをダウンロードさせるために、フィッシング詐欺や後ほど解説する著名人を騙った詐欺と組み合わせて活用されることも多いです。
Google PlayやApp Storeによって偽物のアプリが停止されるまで時間がかかるため、被害が広範囲に及ぶこともあります。
3.ポンジ・スキーム
ポンジ・スキームとは、新しい投資家から集めた資金で既存の投資家に配当金として支払う手口のことです。
ポンジスキームには、以下のような特徴があります。
主な特徴 | 具体例 |
高い利回りを約束する | 年利30%や月利10%などを提示する |
元本保証をうたっている | 損することがないと説明する |
最初は配当金を支払ってくる | 信用させるために最初は配当金が支払われる |
最初は少額から出資させる | 試しにやってみようと思いやすくなる |
紹介すると報酬が得られる | 新しい投資家の勧誘に成功したら報酬を受け取れる |
高い利回りや元本保証といった魅力的な条件で勧誘を行い、参加当初は少額から出資できたり配当金も期日に支払います。
こうすることで、損するリスクが低いと誤認させるのです。しかし、既存の投資家に支払われる配当金は、新規の投資家が支払ったお金を充てる必要があります。
そのため、新しい出資者が入ってこなくなると破綻することがほとんどです。もちろん、詐欺師は破綻が発覚する頃には姿を消しています。
4.有名人を騙った詐欺
近年、FacebookやInstagramで急増しているのが、以下のような有名人を騙った詐欺です。
偽のプレゼント企画とは、詐欺師が有名人の名前を利用して、特定の仮想通貨を無料で配布するという虚偽のキャンペーンです。
例えば、イーロン・マスクやビル・ゲイツなどの著名人が関与しているかのように見せかけ、フォロワーに対して「あなたが送金した金額の倍を返す」といった内容で暗号資産を送金させます。しかし、詐欺師は何も返さないので、騙された人は送金した資金を完全に失います。
また、「有名人による投資勧誘(なりすまし広告)」という手口もあります。この手口では、詐欺師がFacebookやInstagramなどのSNSに有名人の推薦する投資案件として高リターンを謳い文句にした広告を掲載します。広告をクリックして投資案件にお金を出しても、案件自体が実在しないか、非常にリスクが高いため、お金が戻ってこないのです。
なお、2024年10月29日12時に配信された日経新聞の報道によると、なりすまし広告をきっかけに詐欺に遭った人がFacebookを運営するメタの日本法人に対して損害賠償を求めています。
被害者はまだ多くいることが予想されるため、今後も損害賠償を求める人は増える見込みです。
5.景品詐欺
景品詐欺とは、SNSやメールで被害者に偽の当選情報を送り、手続きのために仮想通貨を送金させる手口です。
景品詐欺の手口は、まず詐欺師が被害者に「あなたが仮想通貨に当選しました」といったメッセージを送信します。メッセージには、当選金を受け取るためには一定の手続きが必要であり、そのために仮想通貨を指定されたアドレスに送金が必要と記載されています。当然、指示に従って仮想通貨を送金しても戻ってくることはありません。
6.市場のバンプ&ダンプ
市場のバンプ&ダンプ詐欺とは、特定の仮想通貨の価格を人為的に引き上げ、その後高値で売却することで利益を得る手法です。
この手法は特に流動性が低い(取引量が少ない)トークンを対象に行われることが多いです。
手口の流れとしては、まず詐欺師が価値の低い暗号資産を大量に購入して、SNSやインターネット掲示板などで虚偽の情報や誇大広告を流して、投資家に購入を促します。
投資家が詐欺師の宣伝に影響されてトークンを購入し始めると、価格は急騰します。(この段階をバンプフェーズと呼ぶ)
トークンの価格がピークに達すると、詐欺師は保有しているトークンを一斉に売却します。(この段階をダンプフェーズと呼ぶ)大量のトークンが市場に放出されたことで、トークンの価格が急落するため、高値で購入していた投資家は大きな損失を被るのです。
2024年は、DeFiエコシステム内で良く行われている詐欺であり、新たに発行されたトークンの54%がバンプ&ダンプの兆候を示していると報告されています。
7.恐喝や恐喝詐欺
仮想通貨における恐喝や恐喝詐欺とは、その名の通り恐喝により仮想通貨の支払いをさせる行為のことです。
セクストーション | アダルトサイトを閲覧した映像を餌に脅迫する |
偽のセキュリティ警告 | デバイスがハッキングされたので、修復やデータ保護の名目で仮想通貨での支払いを要求する |
ランサムウェア | 被害者のデバイスをロックして、解除のために仮想通貨の支払いを請求する |
恐喝の手口を知らない人は、詐欺師の口車に乗せられて仮想通貨の支払いをしてしまいます。
セクストーションや偽のセキュリティ警告のように、嘘の理由で脅迫されることもあるので、パソコン初心者は騙されやすい傾向があります。
8.不正なICO詐欺
不正なICO詐欺とは、ICOに見せかけて詐欺を行う方法です。ICOとは、企業が独自の暗号資産を発行して資金を調達する(株のIPOに近い)手段です。
詐欺師は、実在しないプロジェクトや技術のICOが実施されるように宣伝して投資家から資金を集めます。しかし、ICOは実施されないため、詐欺師は投資家のお金を持って逃げるという手法です。
多くのICO詐欺では、ホワイトペーパーを作成して信頼性が高いかのように見せかけますが、投資家に対して詳細なビジネスプランや技術的な説明を行いません。
9.クラウドマイニング詐欺
クラウドマイニング詐欺とは、クラウドマイニングを装った詐欺を指します。
そもそも、クラウドマイニングとは、ユーザーが自分でマイニング機器を購入することなく、マイニングサービスを提供する企業に投資して、見返りに報酬を受け取る仕組みのことです。
詐欺業者は実際にマイニングを行わないにもかかわらず、設備への投資を勧めたり、高いリターンを約束したりします。当然出資したお金が戻ってくることはありません。
クラウドマイニング詐欺はSNSやメールを通じて「特別オファー」や「限定キャンペーン」を宣伝していることもあるので注意しましょう。
10.ロマンス詐欺
ロマンス詐欺とは、SNSやマッチングアプリを通じて、詐欺師が恋愛感情や親近感を利用して金銭をだまし取る手口のことです。
ロマンス詐欺は、以下のような流れで行われます。
また、被害者が途中で出金をしようとしても、「出金するには保証金が必要」などといった形で断ります。
最初は少額の投資であっても気づいたら、多くのお金をだまし取られることがあるので注意が必要です。
11.ギブアウェイ詐欺
ギブアウェイ詐欺とは、詐欺師が著名人や企業の公式アカウントを騙って「無料で仮想通貨を配布する」と偽り、ユーザーに少額の仮想通貨を送金させる手口です。
勧誘する際、特定のアドレスに仮想通貨を送金すれば、その数倍の金額を返すと約束しますが、送金しても何も返ってくることはありません。
近年では、ユーザーが偽のwebサイトに誘導されて秘密鍵や個人情報を入力させられるケースも増えています。
仮想通貨詐欺に遭わないためには、いくつかポイントがあります。
それぞれのポイントについて順番に見ていきましょう。
1.元本保証や絶対に儲かるという言葉に注意する
仮想通貨詐欺に遭わないためには、元本保証や絶対に儲かるという言葉に注意しましょう。
「元本保証」や「絶対に儲かる」と説明されると魅力を感じるかもしれませんが、この表現は金融商品取引法により禁止されています。
したがって、投資の勧誘を受けた際に使われていた場合は100%詐欺と考えて問題ありません。
また、そもそも投資には100%利益を得られる手法はありません。損する可能性もある点は理解しておきましょう。
2.ウォレットのセキュリティを強くする
仮想通貨の詐欺対策として、ウォレットのセキュリティを強くすることも重要です。
まず、セキュリティ対策が万全で過去に盗難被害を出したことがない仮想通貨取引所の利用をおすすめします。
また、仮想通貨を購入後に、取引所やオンラインのウォレットなどでそのまま保管するのは、盗難のリスクが高くなるので注意しましょう。なぜなら、これらの保管場所はオンライン接続により世界中とつながっているため、ハッカーに狙われる可能性があるからです。
仮想通貨を保管するなら、インターネットに接続されていないコールドウォレットの利用を推奨します。オフライン環境での保管であれば、ハッカーなど外部からアクセスするのは困難です。
3.暗号資産アカウントを二要素認証にする
仮想通貨詐欺に遭わないためには、暗号資産アカウントを二要素認証にしましょう。
二要素認証(2FA)とは、ログイン時にパスワードだけでなく、追加の認証情報(SMSや認証コード)を求める方法です。
二要素認証(2FA)では、追加の認証情報が数十秒ごとに変わるので、ご自身で設定するパスワードよりもさらにセキュリティを強化できます。
第三者にパスワードを知られても、追加の認証情報を突破できなければログインができないので、不正アクセスのリスクを大幅に減らせます。
4.ホワイトペーパーを確認する
ICOなどトークンに関する詐欺対策として、ホワイトペーパーを確認することも重要です。
ホワイトペーパーには、仮想通貨プロジェクトの目的、技術的な詳細、運営チームの情報などが記載されているため、投資判断を行う上では最低限必要な資料です。
ホワイトペーパーを確認することでプロジェクトの具体的な内容や透明性が高いかを判断しやすくなります。
例えば、以下のような特徴があるプロジェクトは詐欺である可能性があるので、避けたほうが良いでしょう。
また、プロジェクトが日本の法令に従っていることを示す情報も含まれているか確認しましょう。
このように、仮想通貨のプロジェクトや技術に投資をする際は、必ずホワイトペーパーを詳細に読み込んで、慎重に検討しましょう。
5.必ず公式サイトや公式アプリから登録する
仮想通貨に投資する際は、必ず公式サイトや公式アプリから登録するようにしましょう。
その理由は、公式サイトや公式アプリは、セキュリティ対策がしっかり実施されているため、安心して利用できるからです。
一方で、詐欺師が用意した偽のWebサイトやアプリ、公式サイトに似せたリンクから登録をすると、騙される可能性が高くなります。
近年は、詐欺師の作成したWebサイトやアプリは巧妙に作られているので、正しいURLをあらかじめ確認しておきましょう。
また、登録前にプラットフォームの評判やレビューに詐欺の口コミがないか確認することも重要です。
6.SNSの広告を簡単に信用しない
近年はSNS経由での仮想通貨詐欺が増加しているので、SNSの広告を簡単に信用しないようにしましょう。
というのも、SNS広告はほかの媒体よりも審査基準が緩いので、詐欺師の発信先として使われやすいからです。
特に「簡単に稼げる」「元本保証」といった魅力的な文言を使用している場合や有名人が掲載されているSNS広告は、警戒しましょう。
仮想通貨詐欺に遭ってしまうと慌ててしまう人もいるかもしれません。ここからは、万が一仮想通貨の詐欺に遭ってしまった場合の対処法について紹介します。
それぞれの対処法について詳しく見ていきましょう。
1.相談窓口に相談する
仮想通貨詐欺に遭ったら、以下の窓口に相談しましょう。
相談窓口 | 連絡先 |
都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口 | ホームページから電話をする |
金融庁・金融サービス利用者相談室
|
0570-016-811(平日午前10時~午後5時)
|
消費者ホットライン
|
電話:局番なしの188 |
2.銀行に連絡する
仮想通貨詐欺に遭った際、以下に該当する場合は、すぐ銀行に連絡しましょう。
デビットカードやクレジットカードで支払いを行った場合、不正利用のリスクが高くなっているため、被害を抑えるためすぐに銀行やカード会社に連絡しましょう。
銀行振込で不正な振込先に送金してしまった場合には、すぐ銀行に連絡すれば、振込の取り消しや誤送金の回収を試みることができます。
また、詐欺の相手に個人情報を共有した場合は、不正利用や詐欺に悪用される可能性があるため、銀行や関連機関に連絡して必要な対策を講じるようにしましょう。
3.ユーザー名やパスワードを変更する
仮想通貨詐欺に遭った場合は、詐欺に使われた情報を悪用されないようにユーザー名やパスワードの変更をしてください。
仮想通貨取引所のアカウント | ログイン情報を直ちに変更する |
メールアカウント | パスワードを変更する |
金融機関の口座情報 | カード会社にも連絡してカードの凍結と再発行を依頼する |
SNSのアカウント | セキュリティ設定を強化する |
これ以上の被害を避けるために迅速に対処しましょう。
ここからは、仮想通貨詐欺に関するよくある疑問に回答します。
仮想通貨詐欺に遭ったら泣き寝入りするしかないですか?
仮想通貨詐欺に遭った場合、泣き寝入りせざるを得ないケースも少なくありません。ただし、警察に相談して被害届を提出すれば、捜査が開始されて犯人が捕まる可能性があります。また弁護士に相談すれば、法的手続きにより被害金の回収を試みることができる可能性があります。
代表的な仮想通貨の詐欺事件には何がありますか?
代表的な仮想通貨の詐欺事件としてロマンス詐欺があります。外国人から仮想通貨投資を持ちかけられて、数百万円以上をだまし取られることがあります。アメリカでは「Operation Token Mirrors」と呼ばれる大規模な仮想通貨詐欺事件が摘発され、18人の個人と企業が起訴されました。この事件では、偽の取引活動を行い、仮想通貨の価値を不正に引き上げる「ウォッシュトレード」や「パンプ&ダンプ」スキームが用いられ、投資家から数百万ドルをだまし取ったとされています。
仮想通貨を勧めてくる人は怪しいですか?
仮想通貨を勧めてくる人のなかには、詐欺目的の人もいるので注意が必要です。特にSNS広告やロマンスを利用した詐欺は怪しいといえるでしょう。
また、「必ず儲かる」「今がチャンス」「元本保証」といった言葉で仮想通貨を勧めてきた場合は、詐欺の可能性があるため、話にのらないことをおすすめします。
仮想通貨やめとけといわれるのはなぜですか?
仮想通貨への投資を「やめとけ」といわれる理由として、ボラティリティの高さや法整備が整っていない、ブロックチェーン技術やマイニングなど専門的な知識が必要な点などが挙げられます。
仮想通貨詐欺に騙されないためには、まずどのような手口があるか知ることが大事です。代表的な手口は、フィッシング詐欺、有名人や企業を騙った詐欺、ロマンス詐欺などがあります。手口を知っていれば、騙されそうになってもすぐに気づけるでしょう。
特に近年は、SNS広告やマッチングアプリなどで元本保証や絶対に儲かるという言葉で勧誘してくるケースが増えているので注意しましょう。
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