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「スプレッドが狭いFX業者を探している」
といった悩みがありませんか?
スプレッドの狭いFX業者を使っていても、スプレッドが広がることは珍しくありません。
本記事では、スプレッドが広がる理由やおすすめのFX業者の選び方を詳しく解説します。スキャルピングやデイトレードをしたい人は、ぜひ参考にしてください。
FX(外国為替証拠金取引)のスプレッドとは、通貨を売買する際の「買値(Bid)」と「売値(Ask)」の差額を指します。
スプレッドはFX業者が提示する価格で、スプレッドが狭いほど取引コストを抑えられます。
米ドル/円のスプレッドが0.2銭の場合、買値(Bid)が150.002円、売値(Ask)が150.000円のケースでは、以下のように0.002円がスプレッドになるのです。
150.002円-150.000円=0.002円(0.2銭)
特にスキャルピングやデイトレードなど取引を何度も繰り返す人や大きいロットで取引する人は、スプレッドが狭い口座を選んだほうが取引コストを抑えられます。
新興国の通貨ペアはスプレッドが広がりやすい
基本的に先進国通貨ペアより新興国の通貨ペアのほうがスプレッドは広がりやすい傾向にあります。
例えば、以下は海外FX業者であるFXGT.comの通貨ごとのスプレッドです。
通貨ペア | スプレッド |
ドル円 | 1.1pips |
ユーロ円 | 1.6pips |
ユーロトルコリラ | 1397.1pips |
ドルメキシコペソ | 166.6pips |
※2024年11月11日13時時点のスプレッドです。
※ECN方式かつ取引手数料込みのスプレッドです。
ドル円やユーロ円といった先進国通貨のみの通貨ペアはスプレッドが狭いのに対して、トルコリラやメキシコペソの通貨ペアはスプレッドが広いことがわかります。
新興国の通貨は経済や政治情勢が不安定なことが多いです。さらに、取引する人が少なく注文がマッチングしにくいので、FX業者は損失リスクを抑えるためにスプレッドを拡大させています。
原則固定スプレッドと変動スプレッドの違いとは?
FX業者が提供するスプレッドは大きく分けて、原則固定スプレッドと変動スプレッドがあります。
固定スプレッドとは、原則同じスプレッドを提供する方法です。一方で、変動スプレッドの場合、相場状況に応じてスプレッドが狭くなったり広くなったりします。
両者の違いを比較すると、以下の通りです。
原則固定スプレッド | 変動スプレッド | |
特徴 | 常に同じ
(一部の時間を除いて) |
常に変動 |
スプレッドの狭さ | 狭い | 広め |
採用している業者 | 国内FXが多い | 海外FXが多い |
重要な点について順番に見ていきましょう。
原則固定スプレッドのほうがスプレッドは狭い
基本的に原則固定スプレッドのほうがスプレッドは狭く、常に同じスプレッドのため、取引コストの計算がしやすいでしょう。しかし、原則とあるように一部の時間ではスプレッドの固定が解除されるので注意が必要です。
例えば、SBI証券を例に説明すると、ユーロ円では、以下のように時間帯によっては、スプレッドが広がります。
午前9時〜翌日午前3時 | 0.5銭 |
午前3時〜午前9時 | 0.5銭~15.8銭 |
※2024年11月11日時点の情報です。
スプレッドを抑えたい場合は、午前9時〜翌日午前3時の時間のみ取引したほうが良いでしょう。
原則固定スプレッドは国内FX業者で提供されることが多い
原則固定スプレッドは、主に国内FX業者で提供されることが多いです。
その理由は、狭いスプレッドで取引したい顧客ニーズへの対応や、他社とのスプレッド競争が影響しています。
したがって、国内FX業者では、スプレッドに大きな差はありません。
変動スプレッドは海外FX業者で提供されることが多い
多くの海外FX業者は、変動スプレッドを提供しています。
変動スプレッドを採用しているFX業者では、同じ通貨ペアであっても、A業者では0.5pips、B業者では1.5pipsというようにスプレッドに大きな差が発生することも珍しくありません。
一般的に変動スプレッドの海外FX業者は、原則固定スプレッドの国内FX業者よりもスプレッドが広がりやすい傾向があります。
FXのスプレッドは、相場環境によって変わるため、スプレッドが広がることは珍しくありません。
もともとスプレッドが狭いFX業者や原則固定スプレッドを提供しているFX業者を利用している場合も、スプレッドが広がることがあります。
そして、スプレッドが広がる代表的な理由は、4つあります。
順番に詳しく見ていきましょう。
1.クリスマスや年末年始を含んだ祝日
1つ目は、クリスマスや年末年始を含んだ祝日です。
クリスマスや年末年始といった祝日にFXのスプレッドが広がる理由は、市場の流動性低下によるものが大きいです。クリスマスや年末年始は、世界中の金融機関や大口投資家が休暇を取るため、取引量が著しく減少します。
特に12月25日から翌年1月3日までの期間は流動性が低下しやすいので、注意しましょう。
また、クリスマスや年末年始に突発的なニュースやイベントが発生した場合、通常時よりも為替レートが大きく変動するため、スプレッドが大幅に広がることがあります。
2.日本時間早朝
2つ目は、日本時間早朝です。
日本時間の早朝(特に午前5時から8時頃)は、東京市場、ニューヨーク市場、ロンドン市場の世界3大市場がいずれも閉場している時間帯です。
市場参加者が少なく、取引量が著しく減少することから、通常時よりも流動性が低くなります。
流動性が低いと、大口の取引が発生した際に需給バランスが簡単に崩れて為替レート価格が急激に動きやすくなります。
そのため、多くのFX業者は顧客から受けた注文のマッチングを失敗して損失を被るリスクを回避するために、スプレッドを広げるのです。
通貨ペアによっては、通常時の2倍から10倍以上にスプレッドが広がることもあるので、早朝の取引は、あまりおすすめしません。
3.重要な経済指標の発表前後
3つ目は、重要な経済指標の発表前後です。
米国の雇用統計や中央銀行の政策金利発表など重要な経済指標の発表前は、多くの市場参加者が結果が出るまで待ちの状態に入っているため、取引量が減少します。
反対に発表直後は多くのトレーダーが経済指標の結果を見て大量の注文をするので、為替レートの変動が激しくなりやすいでしょう。
その結果、発表直後は通常時よりも急激にスプレッドが拡大することがあります。
特に経済指標の結果が市場予想と大きく異なった場合、売買量の増加で注文が成立しにくくなるため、スプレッドが広がりやすいでしょう。
4.突発的なイベントや事件の発生時
4つ目は、突発的なイベントや事件の発生時です。
突発的なイベントや事件とは、天変地異が起きたり政治・経済・社会情勢が不安定になったりすることを指します。
突発的なイベントや事件が起きると、不安を感じた投資家は取引を控えるため、流動性が低下しやすくなります。
ここからは、天変地異が発生した場合と政治、経済、社会情勢が不安定になった場合について、少し詳しくみていきます。
天変地異が発生した場合
天地異変が発生すると、不安になった投資家は急いでポジションを清算し安全資産に資金を移すため、市場全体の取引が急減して流動性が低くなるでしょう。
大口の注文が入ると、価格が急激に変動するリスクが高くなるので、FX業者はスプレッドを広げて、損失リスクを抑えようとします。
実際、過去に新型コロナウィルスの感染拡大により、比較的長期間、急激な価格変動やスプレッドが通常時よりも大きく広がった実例があります。
このとき、SBI証券では、原則固定スプレッドの適用を一時休止しました。
FX 原則固定スプレッドの一時休止について
こうした状況に鑑み、3/13(金)から当面の間、全通貨ペアにおきまして、原則固定スプレッドの適用を一時休止させていただきます。ただし、マーケット状況を注視しながら、可能な限り広告表示スプレッドを提示するよう努めてまいります。
出典:SBI証券
他にも地震や津波など大規模な災害が起きた場合は、スプレッドが広がることがあるので注意しましょう。
政治、経済、社会情勢が不安定になった場合
新興国の通貨ペアを取引する場合、政治、経済、社会情勢が不安定になると、スプレッドは広がることがあります。
例えば、2022年2月にロシアルーブルは、ロシアによるウクライナ侵攻を背景に価格が不安定になったことで、スプレッドが平常時よりも拡大しました。
このように、新興国の通貨ペアは、情勢の不安定化により突然スプレッドが広がることがあるので注意しましょう。
FXのスプレッドを見ても実際の取引コストは分かりません。日本円に換算した場合に、いくらの取引コストがかかるのか疑問がある人もいるでしょう。
そこで、FXのスプレッドから取引コストを計算する方法を紹介します。なお、ドル円やクロス円と日本円以外の通貨ペアでは取引コストの計算方法が異なるため、それぞれ見ていきましょう。
ドル円のスプレッドの計算方法
最初に以下のような条件のときにドル円のスプレッドを計算する方法を解説します。
Bid(売値): 110.000円
Ask(買値): 110.010円
スプレッド=110.010-110.000 = 0.01円 = 1銭
ドル円のスプレッドの計算方法は、以下の通りです。
スプレッド×取引数量=取引コスト
したがって、仮に10万通貨取引した場合の取引コストは、1,000円となります。
1.0銭(0.01円)× 10万通貨=1,000円
なお、ドル円だけでなくユーロ円やポンド円のように日本円が含まれる通貨ペアも同じ方法で計算可能です。
ユーロドルのスプレッドの計算方法
ユーロドルのように日本円が含まれていない通貨ペアの取引コストを計算するためには、為替レートを確認して日本円に換算する作業が必要です。
例えば、以下のような条件のときにユーロドルのスプレッドを計算する方法を解説します。
Bid(売値): 1.20000ドル
Ask(買値): 1.20010ドル
スプレッド=1.20010-1.20000 = 0.00010ドル = 1pips
計算方法は以下の通りです。
スプレッド×取引数量で取引コストを計算する
取引コスト×為替レートで日本円換算時の取引コストを算出する
仮にユーロドルを10万通貨取引する場合は、まず、以下のように取引コストを計算しましょう。
1pips(0.00010ドル)×10万通貨=10ドル
次に為替レートを見てスプレッドを日本円に換算します。
仮にドル円の為替レートが1ドル150円の場合、日本円換算時の取引コストは1,500円です。
10ドル × 150円 = 1,500円
このように通貨ペアに日本円が含まれている場合とそうでない場合とでは、取引コストの計算方法が異なる点に注意が必要です。
スプレッドの狭いFX業者を探すポイントは以下の4つです。
順に詳しく見ていきましょう。
1.取引する通貨ペアのスプレッドを確認する
FX業者を選ぶときは取引する通貨ペアのスプレッドが狭いかをまず確認します。
なぜなら、他社と比較した際に同じ通貨ペアでも、スプレッドが狭い通貨ペアとそうでない通貨ペアがあるからです。
例えば、以下は変動スプレッドを採用している海外FX業者の通貨ペアごとのスプレッドです。
海外FX業者 | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
FXGT.com
(ECN口座) |
1.1pips | 1.7pips | 2.2pips |
XMTrading
(Zero口座) |
1.8pips | 1.9pips | 3.7pips |
XS.com
(エリート口座) |
1.2pips | 1.2pips | 2.0pips |
※2024年11月11日11時のスプレッドです。
※ECN方式かつ取引手数料込みのスプレッドです。
ユーロ円やポンド円を取引する場合、XS.comが一番スプレッドが狭くなっていますが、
ドル円を取引するならFXGT.comが最もスプレッドが狭いといえるでしょう。
また、一般的にスプレッドが狭いといわれているFX業者であっても、通貨ペアによっては他社のほうが狭いスプレッドで取引できることもあります。
必ず自分の取引する通貨ペアのスプレッドが狭いかを見るようにしましょう。
2.リアル口座でスプレッドを確認する
リアル口座でスプレッドを確認することも重要です。
デモ口座はリアル口座とは異なる環境で運用されているので、リアル口座のように為替レートが急激に変動したり流動性が低下したりした際に、スプレッドが広がることはありません。
つまり、スプレッドの狭いデモ口座で取引して多くの利益を得ても、リアル口座のスプレッドが広ければ思うように利益を得られないこともあります。
少額から入金して取引する形でも良いので、必ずリアル口座でスプレッドを確認するようにしましょう。
3.約定力が高いか確認する
スプレッドの狭さだけではなく、約定力が高いか確認することも重要です。約定力とは、注文が指定したレートで約定する確率や約定するまでのスピードを指します。
スプレッドが狭くても、約定力が低いFX業者を使っている場合、注文した価格で約定しなかったり、注文価格よりも不利なレートで約定したりすることがあります。
約定力の低いFX業者では、利益を得るチャンスを逃したり、利益額が少なくなったりするかもしれません。
必ず自分の目で約定力を確認しましょう。
4.スプレッドに関する口コミを確認する
公式ホームページに掲載されている情報だけではなく、SNSや掲示板などでスプレッドに関する口コミを確認することも重要です。
他のトレーダーの実体験談や口コミは、狭いスプレッドで取引できるかの判断材料となります。
スプレッドが狭いと書かれている口コミが多いFX業者を選ぶと安心です。一方で「他社よりもスプレッドが広がりやすい」「特定の時間にスプレッドが広がる」といった口コミがある場合は注意が必要です。
FXでは、経済指標の発表や時間帯によっては、スプレッドが広がることがあります。取引コストを抑えるためには、なるべくスプレッドが広がる時間には取引しないようにしましょう。
スプレッドの狭いFX業者を探す場合は、リアル口座でスプレッドを確認することも重要です。また、SNSやインターネットの掲示板の情報も参考にしましょう。
FXGT.comでは、最大5,000倍のレバレッジで取引が可能です。スプレッドの狭いECN方式の口座も提供しています。日本語サポートにも対応しているので、ぜひ口座開設してみてください