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新NISAを始めるにあたり元本割れは避けたいと考えている人が大半ではないでしょうか?実は、新NISAの元本割れを避けるためにはいくつか対処法があります。この対処法を知っておけば、元本割れを避けられる可能性が上がるでしょう。
本記事では、元本割れを避ける対処法や既に元本割れした場合の対応について解説します。新NISAをこれから始める予定の人も、ぜひ参考にしてください。
新NISA(少額投資非課税制度)では、投資信託や株式などの金融商品を扱うため、元本保証はありません。
というのも、これらの金融商品は市場の動向や経済状況の影響されるため、運用期間中に元本割れが発生する可能性があります。
また、投資信託や株式の運用期間中には手数料を徴収されるため、一時的に元本割れを起こすことは珍しくありません。
ただし、新NISAでは長期間の保有が前提となるため、短期間の投資と比較すると元本割れが起きる確率は低いといわれています。
新NISAでは、対策次第で元本割れを避ける確率を高くできる可能性があります。具体的には以下のような対策があります。
それぞれの方法について順番に見ていきましょう。
1.長期投資をする
新NISAでは、長期投資をすることで、元本割れが起きる確率を低くできるでしょう。
その理由は、長期投資では短期的な市場の変動が緩和されるからです。さらに一時的な下落があっても長期間保有すれば回復することもあります。
実際に金融庁のデータによれば、保有期間が5年の場合は元本割れする確率が10%から20%程度ありますが、保有期間を20年に延ばすことで元本割れのリスクがほぼ0%に近づくことが示されています。
出典:金融庁
※▲1985年から2020年の各年に、毎月同額ずつ国内外の株式・債券の買付けを行ったものです。各年の買付け後、保有 期間が経過した時点での時価をもとに運用結果及び年率を出しています。これは過去の実績をもとにした算出結果 であり、将来の投資成果を予測・保証するものではありません。運用管理費用は含みません。
日本株式:東証株価指数(配当込み)、先進国株式:MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース) 日本債券:NOMURA-BPI総合、先進国債券:FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース)
元本割れを避けたいのであれば、長期投資を行いましょう。
2.複数の銘柄や資産に分散投資を行う
新NISAで元本割れを避けるためには、複数の銘柄や資産に分散投資を行うことが重要です。というのも、1つの銘柄や資産に集中投資すると、その銘柄が下落した際に大きな損失を被る可能性があるからです。
しかし、複数の銘柄や資産に分散しておけば、一部の投資先が不調でも他の投資先のリターンでカバーできる可能性があります。
例えば、各銘柄および資産が以下のような成績だったケースで考えてみましょう。
成績 | |
株式A | -20% |
投資信託B | 10% |
投資信託C | 10% |
債券D | 5% |
株式Aのみに投資していた場合は、20%の損失を被ります。一方で、株式A・投資信託B・投資信託C・債券Dの4つに均等に分散投資していた場合は、株式Aの損失をほかの資産の利益でカバーできるので、5%の利益を得ることが可能です。
このように異なる銘柄や資産に分散して投資すれば、元本割れのリスクを軽減できる可能性があります。
3.一括投資よりも積立投資
新NISAで元本割れを避けるためには、一括投資よりも積立投資を行いましょう。
なぜなら、高値掴みのリスクを軽減しながら、長期的に安定したリターンを目指せるからです。
積立投資の代表的な投資方法は、ドルコスト平均法です。この方法では、価格が高いときには少なく、安いときには多く購入することで平均購入単価を平準化できます。
例えば、投資信託の価額が1口1万円の月は5口、1口5,000円の月は10口を購入するのです。
投資信託の価額が1万円から5,000円に下落した後、再び1万円を回復すると資産価値が大きくなります。
また、積立投資は一定の期間ごと(月1回が一般的)に購入する方法のため、購入時期を自分で毎回決める必要がある一括投資よりも精神的な負担がかかりません。
4.取引コストの安い銘柄を選ぶ
新NISAで元本割れを避けるには、手数料や信託報酬など取引コストの安い銘柄を選びましょう。
取引コストの高い銘柄を選ぶと、利益率が減少してしまいます。
例えば、投資信託を一括で年間240万円購入して、利回り年5%で1年運用した場合に残る利益を比べてみましょう。
信託報酬が0.5%の場合 | 信託報酬が2%の場合 | |
積立合計額 | 240万円 | 240万円 |
利益(手数料なしの場合) | 252万円 | 252万円 |
信託報酬額 | 1万2,600円 | 5万400円 |
信託報酬額を引いた利益 | 10万7,400円 | 6万9,600円 |
※信託報酬は本来1日ごとに計算が行われて引かれていますが、イメージしやすいように年に1回で計算しています。
信託報酬が0.5%のほうが手数料が少ないため、多くの利益を残せます。長期間の投資をする場合、複利効果により両者の利益差はさらに拡大していくでしょう。
5.定期的にリバランスを行う
新NISAで元本割れを避けるには、定期的にリバランスを行うことが重要です。リバランスをしなかった場合、以下の図のように資産配分のバランスが大きく崩れます。
出典:myINDEX
今回のケースでは、日本株式、外国株式、外国不動産が大きく増えていますが、これらの資産は、いずれもリスクが高い傾向があります。
出典:myINDEX
資産配分が崩れている状態で、仮に暴落した場合、大きく資産を減らすこともあります。
しかし、年に1回くらいの頻度で以下の手順によりリバランスを行えば、どの資産も均一の割合に配分できるため、暴落時における資産価値の減少を抑えることが可能です。
なお、資産配分は必ずしも均一にする必要はありませんが、各資産のリスクとリターンの割合をみながら特定の資産に偏りすぎないように調整することをおすすめします。
新NISAで元本割れした場合、慌てる必要はありません。以下のような方法で対処しましょう。
それぞれの対処法について詳しく見ていきます。
1.損切りしない
新NISAで元本割れが発生しても、損切りをしないようにしましょう。というのも、長期的に運用を続けることで元本割れリスクを軽減できる可能性があるからです。
実際に、これまでの株式指数の歴史では、資産が一時的に下落してもしばらく経つと回復してきました。
新NISAでは非課税保有期間が無期限のため、利益が出るまで保有し続けることができます。
一方で、新NISAの制度では損失の損益通算や繰越控除ができないため、安易に売却して損失を確定させるのはおすすめできません。
2.安くなったところで買い増しを行う
新NISAで元本割れが発生しても、価格が下がった時こそ買い増しのチャンスと捉えるようにしましょう。
一時的に大きく下落したタイミングでは、これまでよりも割安な価格で資産を購入できるため、その後の上昇で大きな利益を得られる可能性があります。
暴落をすると不安になる人も多いですが、長期間投資をすることが前提なので、恐れずに買い増しを行いましょう。
3.ポートフォリオを見直す
新NISAで元本割れが発生した場合は、ポートフォリオの見直しを検討しても良いでしょう。
新NISAで「株のみ」「米国のみ」といったように特定の資産や地域に偏っている場合は、
投資先の資産や地域を分散します。
例えば「株だけでなく債券にも投資する」「米国株だけでなく国内株や国内債券にも投資する」といったやり方が可能です。
また、資産配分がリスク性の高い商品に偏っている場合は、安全性が高い債券の比率を高くしても良いでしょう。
加えて、今後市場が回復した場合に備えて、成長性のあるセクターへの投資を検討しても良いかもしれません。
このように元本割れをきっかけにこれまでの投資戦略を見直せば、将来的に資産を大きく増やせる可能性があります。
新NISAがマイナスになっていたら焦ってそのまま売却しようと考えるのは珍しくありません。しかし、新NISAは長期投資が前提のため、下落して売却すると、大きな損失を被ってしまいます。
下落したら損切りしないのはもちろん、むしろ買い増しを検討しても良いでしょう。過去の相場ではいずれも下落は一時的で回復しています。
新NISAでは、長期投資や積立投資を行うことで、元本割れを避けられる確率が高くなるのです。
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