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「スーパートレンドの使い方が分からない」「スーパートレンドの設定方法を知りたい」と考えていませんか?
スーパートレンドはトレンドの判断だけでなく、マルチタイムフレーム分析、損切りや利確の目安などさまざまな使い方ができます。
本記事では、スーパートレンドの見方や使い方、設定方法を詳しく解説します。
スーパートレンドは32歳で億万長者となったフランスの投資家Oliver Seban氏が考案したトレンドの方向性を把握できるテクニカル指標です。
スーパートレンドのラインは、平均トゥルーレンジ(ATR)と、2つのパラメーター(期間と乗数)を用いて計算します。
スーパートレンドを活用すれば、トレンドの転換点がわかりやすくなるため、多くのトレーダーから利用されているテクニカル指標です。
スーパートレンドは、ラインが価格よりも上にある時は下降トレンド、下にある時は上昇トレンドというように見ます。
スーパートレンドのラインは、価格の動きに合わせて滑らかに変化するので、短期的なノイズに惑わされずに、トレンドの方向性を把握できます。
なお、スーパートレンドは、FX取引だけでなく、株式や仮想通貨など、さまざまな金融商品の取引で利用可能です。
スーパートレンドの計算式は、以下の通りです。
緑色のライン:(高値+安値)÷2+ATR×3倍(乗数)
赤色のライン:(高値+安値)÷2-ATR×3倍(乗数)
ATRはAverage True Rangeの略称であり平均的な一日の値動きを指します。以下の3つの式のうち最大値を用います。
その上で、以下の計算式により求めることが可能です。
ATR = 前回のATR×(期間-1)÷期間+当日のTR÷期間
乗数については基本的に3倍を使うことが多いですが、2倍を使う人もいます。
スーパートレンドの計算式は、一見複雑に見えるかもしれません。しかし、多くの取引ツールでは、スーパートレンドのラインを自動的に計算してくれるので、計算式を暗記する必要はありません。
スーパートレンドは、主に以下の4つの方法で使われます。
スーパートレンドの最も基本的な使い方は、トレンドの方向性の判断です。ラインが価格よりも上にある時は下降トレンド、下にある時は上昇トレンドと判断します。
スーパートレンドのラインは、価格の動きに合わせて滑らかに変化します。そのため、短期的なノイズに惑わされずに、トレンドの方向性を把握できます。
スーパートレンドは、ブレイクアウト手法にも使えます。価格がスーパートレンドのラインをブレイクした場合、トレンドの転換と判断してエントリーすることも可能です。
例えば、レンジ相場かつ赤色のライン出現時に価格が上昇して緑色のラインに転換すると、上昇トレンドになる可能性があります。
スーパートレンドを使うことで、トレンドの初期段階でエントリーできるため、大きな利益を狙える可能性があります。
スーパートレンドは、損切りや利確など決済の目安として活用することも可能です。
例えば、上昇トレンド中にロングポジションを保有していたところ、価格がスーパートレンドのラインを下回った場合、トレンドの転換と判断して売却しても良いでしょう。
また、エントリーしたにもかかわらず、大きく上昇せず緑のラインを下回った場合は、損切りを検討すべきです。
いつもどこで損切りや利確をするべきか判断が難しいと感じている場合は、スーパートレンドを目安として使うようにしましょう。
スーパートレンドは、マルチタイムフレーム分析にも有効です。具体的には上位足のスーパートレンドでトレンドの方向性を確認し、下位足のスーパートレンドでエントリータイミングを計ります。上位足と下位足の方向性が一致した場合のみエントリーすることで、精度の高い取引ができるようになります。
一般的に、上位足は日足や週足、下位足は1時間足や15分足を使うことが多いです。
スーパートレンドは、チャートツールのTradingviewでも設定できます。Tradingviewでの設定手順は以下の通りです。
各手順を詳しく見ていきましょう。
まず、TradingViewのウェブサイトにアクセスし、チャートを開きます。TradingViewは、基本的なチャートやインジケーターの利用であれば登録なしでも利用できます。
チャートを開いたら上部にある「インジケーター」をクリックし、「スーパートレンド」と検索します。検索結果からスーパートレンドを選択すると、チャートにスーパートレンドのラインが表示されます。
スーパートレンドのインジケーターを追加したら、パラメーターを設定します。パラメーターを設定するには、チャートに追加したスーパートレンドのインジケーターをダブルクリックするか、チャート左上の「設定」ボタンをクリックします。設定画面では、期間と乗数の値を変更可能です。
期間は、スーパートレンドの計算に使用する期間の長さを設定します。期間を長くすると、スーパートレンドの感度が低くなり、ダマシが減るでしょう。逆に、期間を短くすると、スーパートレンドの感度が高くなり、トレンドの変化に素早く反応できます。
一般的には、期間は10、乗数は3がよく使われますが、これらの値はあくまで目安です。
パラメーターを設定したら、「OK」ボタンを押せば、スーパートレンドの設定は完了です。
スーパートレンドは便利な指標ですが、使う際には注意点もあります。
それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。
スーパートレンドは、単体で使用するとダマシが多くなる傾向があります。特に、レンジ相場ではダマシが多くなるため、他のテクニカル指標と組み合わせて使うのがおすすめです。
ダマシを避けるためには、スーパートレンドだけでなく、他のテクニカル指標も参考にすることが重要です。例えば、MACDやRSIなどのオシレーター系の指標を組み合わせることで、トレンドの勢いや過熱感を判断できます。
また、上位足のチャートも確認することで、より大きなトレンドの方向性を把握できます。
スーパートレンドのパラメーターは、相場環境に応じて調整したほうが良いでしょう。
ボラティリティが高い相場では、乗数を大きくすることでダマシを減らせますし、逆にボラティリティが低い相場では、乗数を小さくすることで感度を高めることが可能です。
パラメーターを調整する際には、過去のチャートを分析し、最適な値を見つけることが重要です。
ただし、かなりの時間がかかる可能性があるため、時間を取れない場合はデフォルトの数値のまま使う形でも問題ありません。
ここからは、スーパートレンドと併用するのにおすすめのテクニカル指標を紹介します。
スーパートレンドは、以下のテクニカル指標と組み合わせることで、より効果的に使えます。
1つ目はMACDです。MACDがゼロラインより上にある時は上昇トレンド、下にある時は下降トレンドと判断します。加えて、MACDラインがシグナルラインを上抜けた時(は買いシグナル、下抜けた時は売りシグナルといった使い方も可能です。
スーパートレンドとMACDを組み合わせることで、トレンドの方向性と勢いを同時に確認できます。例えば、スーパートレンドが上昇トレンドを示し、MACDも上昇トレンドを示している場合には、より強い上昇トレンドと判断できます。
また、スーパートレンドがトレンドの転換を示唆している場合に、MACDも同様のシグナルを示していれば、トレンド転換の信頼性が高まるでしょう。
2つ目は、パラボリックSARです。スーパートレンドとパラボリックSARを組み合わせることで、より精度の高い売買判断ができます。
パラボリックSARは、SARがローソク足の下にある場合は上昇トレンド、上にある場合は下降トレンド、SARとローソク足が交差したときはトレンドの転換を示唆します。
例えば、スーパートレンドが上昇トレンドを示している場合に、パラボリックSARも買いシグナルを出していれば、買っても良い局面です。
また、パラボリックSARは、損切りラインを決めるのにも役立ちます。価格がパラボリックSARのラインをブレイクした場合に、損切りを行うことで、損失を最小限に抑えられます。
3つ目はRSIです。RSIは、相場の買われ過ぎや売られ過ぎを判断するために使われる指標です。RSIの値が70を超えると買われ過ぎ、30を下回ると売られ過ぎと判断します。
スーパートレンドとRSIを組み合わせることで、トレンドの転換をより正確に把握しやすくなるでしょう。例えば、スーパートレンドが上昇トレンドを示している場合に、RSIが買われ過ぎを示していれば、トレンドの転換が近いため安易に買わないことを推奨します。
ここからは、スーパートレンドに関するよくある質問をまとめました。
スーパートレンドの勝率は、パラメーターの設定や相場環境によって大きく変動するため、一概には言えません。しかしトレンドフォロー型の指標であるため、トレンドが発生している場合には高い勝率が期待できる一方で、レンジ相場ではダマシが多くなるため、勝率が低下する傾向があります。
スーパートレンドはMT4やMT5でも利用可能ですが、デフォルトで搭載されていないため、インターネット上で配布・販売されているものをインストールしなければなりません。
インターネットで「MT4 スーパートレンド インジケーター」などと検索して探してみましょう。
スーパートレンドの主な弱点は、レンジ相場でのダマシが多いことです。また、パラメーターの設定によって感度が大きく変わるため、適切なパラメーターを見つける必要があります。
スーパートレンドはスキャルピングでも使えます。ただし、スキャルピングでは短い時間足を使うため、パラメーターを調整して感度を高める必要があります。
また、一般的にインジケーターは短い時間足ほどダマシが起きやすいため、他のテクニカル指標との併用や長期足の確認は必須です。
スーパートレンドは、トレンドフォロー型のテクニカル指標であり、トレンドの方向性を判断するために有効です。しかし、単体での使用はダマシが多いため、他のテクニカル指標と組み合わせて使うのがおすすめです。また、パラメーターの設定によって感度が変わるため、自分の取引スタイルや相場環境に合わせて調整してください。
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