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ハイテク株は有名な大手企業の銘柄も多く、それらの値動きが株式市場全体に影響を与えることがあります。成長著しく大きく上昇しているハイテク株に投資したい人もいるのではないでしょうか?
本記事では、ハイテク株の下落理由やおすすめ銘柄を詳しく解説します。これからハイテク株への投資を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
ハイテク株とは、高度な技術力を持つ電気機器、精密機器、IT関連などの企業の株のことです。
これらの企業が手がける、半導体、ソフトウェア、クラウドサービス、人工知能(AI)、ロボット技術などは、今後も成長し続ける可能性が高いため、市場に与える影響は少なくありません。
例えば、米国では「GAFAM」と呼ばれる企業群(Google、Apple、メタ(旧Facebook)、Amazon、Microsoft)が代表的なハイテク株として知られています。
ハイテク株は時価総額が大きく高い成長性と収益性を持つため、業績が市場全体に大きな影響を与えることがあります。
ハイテク株は、成長性や収益性が高いですが、2024年6月頃〜9月にかけて大きく下落した時期がありました。
ハイテク株が下落した理由は、主に4つあります。
それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
1.決算発表が期待外れに終わった
2024年の第2四半期決算では、多くのハイテク企業が市場予想を下回る結果に終わりました。
例えば、エヌビディアは8月28日の第2四半期の決算で、売上高は前年同期比222%増の300.4億ドルと市場予想を上回ったものの、次四半期の見通しが市場予想を下回る可能性が示唆されたことで、株価が時間外取引で6%も下落しました。
決算の悪化や将来の見通しが悪くなると、株価が下落しやすくなるので注意しましょう。
2.景気減速の懸念がある
ハイテク株の株価が下落した理由の一つに景気減速の懸念があります。
米国経済はインフレが収束しつつあるものの、依然として景気後退のリスクが残っています。
2024年8月と9月には、経済指標の結果が良好だったことでFRB(連邦準備制度)の利下げ期待が後退したため、株式市場が下落しました。
また、長期金利の上昇も株式市場全体に重荷となっています。なぜなら、長期金利が上昇すると、債券投資の魅力が増し、株式市場から資金が流出する可能性があるためです。さらに、企業の借入コストが増加し、利益率が圧迫されるため、株価全体にネガティブな影響を与えます。
3.AIブームが落ち着きつつある
AIブームの落ち着きもハイテク株の下落要因です。
というのも、AI技術は期待が高まっていますが、実際の成果が伴わないことも多く、投資家や市場の信頼を損なっているからです。
特に、生成AIや機械学習を活用したプロジェクトにおいて、期待される効果が得られないケースが増えています。例えば、企業はAIを導入することで業務効率化を図ろうとしていますが、その効果が実際には限定的であることが多いです
2024年にPWCが行った「生成AIに関する実態調査2024 春」によると、多くの企業が生成AIを導入しているものの、その効果に対する評価は二極化しています。9%の企業が期待を大きく上回っている・48%の企業が期待通りの効果を得ていると回答する一方で、18%は期待を下回る結果になったと報告しています。
このように、AIを導入しても成果が出にくいとなった場合、AIブームが終息化してしまうため、ハイテク株が下落しやすくなるでしょう。
4.大統領選挙を控えて様子見ムードだった
株式市場は、大統領選挙の結果が出るまでは、不透明な状況が続くため、ハイテク株も含めて下落することがあります。
選挙前、共和党のトランプ氏が勝利した場合は長期的な金利上昇リスク、民主党のハリス氏が勝利した場合は、法人税増税により市場が冷え込むことが懸念されていました。
特に今回の大統領選挙は終盤までどちらが勝利するか分からないくらいの熱戦が繰り広げられていたのです。
なお、米国大統領選挙は11月5日に行われ、共和党のトランプ氏が勝利しました。そのため、短期的には景気刺激策により株価の上昇が見込まれるでしょう。
ハイテク株は成長性や収益性が高いため、投資すれば大きなリターンを得られるかもしれません。
そこで、米国のハイテク株をいくつか紹介します。
各ハイテク株の特徴について見ていきましょう。
1.アップル
銘柄名 | アップル |
銘柄コード | AAPL |
株価 | 226.96ドル |
時価総額 | 3兆4,306億8,718万8,000ドル |
※2024年11月8日時点の情報です。
アップル(Apple Inc.) は、iPhoneやMacなどの製品で知られるテクノロジー企業です。
特にiPhoneやiPadなどの革新的な製品を販売して消費者のライフスタイルを変革しました。
近年は、AI技術を活用した新製品の開発が進んでおり、2025年にはさらなる成長が期待されています。
2.マイクロソフト
銘柄名 | マイクロソフト |
銘柄コード | MSFT |
株価 | 422.54ドル |
時価総額 | 3兆1,415億3,452万3,000ドル |
※2024年11月8日時点の情報です。
マイクロソフト(Microsoft Corporation) は、WindowsオペレーティングシステムやMicrosoft Officeなどのソフトウェアを提供している会社です。
マイクロソフトは、2024年7-9月期決算で売上高が前年同期比16%増の655億8500万ドル、純利益が11%増の246億6700万ドルになるなど7四半期連続で増収増益を達成しています。
AI需要もあり、クラウド事業であるAzureの成長が著しく、2024年売上高は前年同期比で33%増加しています。
今後もAI技術の進展状況によっては、大きく業績を伸ばす可能性があるでしょう。
3.エヌビディア
銘柄名 | エヌビディア |
銘柄コード | NVDA |
株価 | 147.63ドル |
時価総額 | 3兆6,213億6,390万ドル |
※2024年11月8日時点の情報です。
エヌビディア(NVIDIA Corporation) は、AI技術に関連する半導体メーカーとして注目されている企業です。
2023年以降、AIが注目されていますが、エヌビディアはAIチップ市場のシェアを約80%も持っています。
大規模言語モデル(LLM)の訓練や推論に不可欠なGPUを提供していることから、同社はAIブームの中心的存在となっています。
また、2024年度第2四半期の決算では、売上高が前年同期比で101%増の300億ドルを記録しました。ただし、決算発表後には株価が一時的に下落しました。過去6四半期で売上高の上方修正が小幅にとどまったことや、次期の見通しが一部アナリストの期待を下回ったことが影響しています。
なお、第3四半期の売上高見通しは325億ドルの見込みです。エヌビディアは500億ドルの自社株買いも発表しており、投資家からの信頼も高いでしょう。
4.メタ・プラットフォームズ
銘柄名 | メタ・プラットフォームズ |
銘柄コード | FB |
株価 | 196.64ドル |
時価総額 | 4,509億9,753万3,000ドル |
※2024年11月8日時点の情報です。
旧フェイスブックとして知られるメタ・プラットフォームズ(Meta Platforms, Inc.) は、ソーシャルメディアだけでなく、メタバース分野にも注力しています。
メタはAI技術を活用した広告収入の増加が期待されており、特にInstagramのリール広告が好調です。
2024年第2四半期の決算では、売上高が383億3665万ドルと前年同期比で約19.8%増加しました。結果を受けて株価は一時的に上昇しましたが、その後通期の資本支出見通しが上方修正されたことから懸念が広がり、株価は下落しました。
メタはAI技術を活用した新たな収益源を模索しており、メタバース事業への投資が注目されています。
5.テスラ
銘柄名 | テスラ |
銘柄コード | TSLA |
株価 | 321.22ドル |
時価総額 | 1兆311億3,536万4,000ドル |
※2024年11月8日時点の情報です。
テスラは、電気自動車やエネルギー関連製品を開発・販売しているアメリカの自動車会社です。
テスラは電気自動車(EV)市場で圧倒的なシェアを持ち、自動運転技術やバッテリー技術で先行しているため、今後EV市場が伸びれば恩恵を受けるでしょう。
また、テスラは新工場の建設や新モデルの投入を計画しており、生産能力を拡大できれば市場シェアをさらに増やせる可能性があります。
2024年第2四半期の決算では、売上高が前年同期比で約47%増加し、純利益も大幅に増加し、株価も上昇しました。
今後もEV市場の成長に伴い業績が伸びることが予想されています。
この章では、日本のハイテク株を5社紹介します。
国内株への取引を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
1.レーザーテック
銘柄名 | レーザーテック |
銘柄コード | 6920 |
株価 | 20,050円 |
時価総額 | 1兆8,904億4,200万円 |
※2024年11月8日時点の情報です。
レーザーテックは、半導体製造装置や光学機器の製造・販売を行う会社です。
2024年6月期の売上高は2,135億円、経常利益820億円、最終利益590億円でした。2025年6月期にはさらなる成長が見込まれると予想されています。
半導体市場の拡大とAIや5G技術の進展に伴う需要増加が成長を後押ししており、技術革新と市場ニーズに応える能力が高く評価されています。
2.ディスコ
銘柄名 | ディスコ |
銘柄コード | 6146 |
株価 | 44,300円 |
時価総額 | 4兆8,012億8,600万円 |
※2024年11月8日時点の情報です。
ディスコは、ダイシングソーや研磨装置など半導体製造用の加工装置を提供している会社です。
2024年4月から9月までの第2四半期累計で、売上高は1,790億円と前年同期比41.8%の増加、営業利益は759億円と前年同期比68.7%の増加でした。
さらに、2024年10〜12月期の出荷額は992億円と予想されており、生成AI向けの需要が引き続き好調です。
今後もディスコは高性能半導体市場での成長を見込んでおり、特にAI関連分野での需要が業績を押し上げる要因となるでしょう。
3.信越化学工業
銘柄名 | 信越化学工業 |
銘柄コード | 4063 |
株価 | 5,892円 |
時価総額 | 11兆7,939億6,800万円 |
※2024年11月8日時点の情報です。
信越化学工業は、半導体材料や電子材料の製造において重要な役割を果たしている会社です。特にシリコンウエハーやフォトレジストなどの製品は、ハイテク産業において不可欠であり、AIや5G技術の進展に伴い需要が高まっています。
直近の決算では、2024年4〜9月期の純利益が前年同期比で2%減少したものの、売上高は1兆2664億6000万円(前年同期比5.9%増)を記録しました。
今後も半導体市場や電子材料市場での成長が期待されており、技術力と製品供給力の高さからハイテク株として注目されています。
4.アドバンテスト
銘柄名 | アドバンテスト |
銘柄コード | 6857 |
株価 | 9,638円 |
時価総額 | 7兆3,840億6,900万円 |
※2024年11月8日時点の情報です。
アドバンテストは、半導体テストシステムを提供している会社です。
AIや5G技術の進展に伴い半導体市場の需要が急増している中で、同社の製品は重要な役割を果たしています。
直近の決算では、生成AI向けの需要が好調であったことから、売上高が前年同期比で41.8%増加し、759億円の営業利益を記録しました。
今後も半導体テストシステムのリーディングカンパニーとして成長が期待されるでしょう。
5.ルネサスエレクトロニクス
銘柄名 | ルネサスエレクトロニクス |
銘柄コード | 6723 |
株価 | 1,988円50銭 |
時価総額 | 3兆7,197億1,800万円 |
※2024年11月8日時点の情報です。
ルネサスエレクトロニクスは、自動車向け半導体やIoT関連製品に強みを持っていることから成長が期待されている会社です。
2024年4〜9月期の決算では、売上高が前年同期比で増加し、利益も改善しています。
自動運転技術や電動化に関連する需要増加により今後も成長が見込まれています。
ここからは、割安なハイテク株を3社紹介します。
各ハイテク株の特徴について見ていきましょう。
1.インテル
銘柄名 | インテル |
銘柄コード | INTC |
株価 | 26.20ドル |
時価総額 | 1,130億600万ドル |
株価収益率(PER) | 65.5倍 |
※2024年11月8日時点の情報です。
インテル(Intel Corporation)は、半導体業界のリーダー的企業です。
AIやデータセンター向け製品に注力しているので、今後もAI関連の需要が高まる中で技術革新が期待されます。
2024年第3四半期決算では、売上高が133億米ドルと前年同期比で6.2%減少し、純損失はも166億米ドルと前年同期比から大幅に減少しました。
2.アドビ
銘柄名 | アドビ |
銘柄コード | ADBE |
株価 | 494.68ドル |
時価総額 | 2,177億5,813万6,000ドル |
株価収益率(PER) | 41.64倍 |
※2024年11月8日時点の情報です。
アドビ(Adobe Inc.)は、アメリカを代表するソフトウェアメーカーで、画像や動画の編集、Webデザイン関連のソフトを提供している会社です。
AI機能を統合した新製品が多く、クラウドサービスへの移行が進むなど、今後の成長が見込まれます。
第2四半期決算では、売上高が53億3000万ドル(約8358億円)と市場予想を上回る結果となりました。特に、デジタルメディア部門は売上が前年同期比で11%成長しています。
3.セールスフォース
銘柄名 | セールスフォース |
銘柄コード | CRM |
株価 | 321.95ドル |
時価総額 | 3,077億8,420万ドル |
株価収益率(PER) | 75.75倍 |
※2024年11月8日時点の情報です。
セールスフォース(Salesforce, Inc.)は、CRMソフトウェア市場で圧倒的なシェアを持つ会社です。
2024年5〜7月期決算は、売上高が93億2500万ドル(約1兆3500億円)で前年同期比8%増加、純利益は14億2900万ドルで、前年同期比13%も増加しました。
売上高と営業利益が大きく伸びた理由は、法人向けクラウド製品に対する顧客の支出が増加したからです。特に、企業のデジタルトランスフォーメーションが進む中で、AIや自動化機能の需要が増加し続けていることが業績向上に寄与しています。
今後もクラウドサービスへの需要の増加が予想されることから、期待が持てるでしょう。
ここからはハイテク株についてのよくある質問に回答します。これからハイテク株への投資を考えている人は、参考にしてください。
ハイテク株の投資信託でおすすめはありますか?
ハイテク株のおすすめの投資信託は、米国のハイテク企業が多く含まれるNASDAQ100指数に連動するファンドです。
投資信託なら少額からの投資が可能で、分散投資によりリスクを軽減できます。iFreeNEXT NASDAQ100インデックス、楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド、野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)などがあります。
ハイテク株の今後はどうなるのですか?
多くの専門家は、2024年以降のハイテク株に対して楽観的な見方を示しています。なぜなら、AI関連企業や半導体メーカーが市場を牽引すると予想されているからです。加えて、FRBによる利下げの実施で、ハイテク株への投資環境の改善が期待されています。
半導体関連の株はどの銘柄ですか?
日本国内で半導体関連の主な株は11銘柄あります。銘柄はキーエンス 、村田製作所、ルネサスエレクトロニクス、TDK、東京エレクトロン、新光電気工業、ディスコ、大阪有機化学工業 、SCREENホールディングス、CKD、富士電機です。
ハイテク株のなかで半導体が注目されているのはなぜですか?
ハイテク株の中でも半導体セクターが注目されている理由は、半導体がスマートフォン、パソコン、自動車などの現代の電子機器に不可欠な部品であり、需要が急速に増加しているからです。半導体業界はAI、IoT、自動運転技術、5G通信などの新興技術に大きく依存しており、これらの技術の進展に伴い、半導体の需要は増加し続けています。
テック株とハイテク株の違いは何ですか?
テック株は情報技術や通信、ソフトウェア、ハードウェアなど、テクノロジー関連の企業が発行する株式を指します。一方、ハイテク株は、より高度な技術力を持つ企業の株式を指します。具体的には、半導体製造、AI、ロボティクス、バイオテクノロジーなどの分野の企業が該当します。
ハイテク株は成長性と収益性が高い傾向があります。さらにAIや半導体関連の株も多いため、今後も大きく伸びる可能性があるでしょう。
ただし、ボラティリティが高いので、業績が悪化すれば大きく下落することもあるので注意が必要です。
ハイテク株の投資をしたい場合は、海外FX業者での取引をおすすめします。一部の海外FX業者では、レバレッジをかけてハイテク株を取引できるので、現物株よりも多くの利益を得られる可能性があります。
FXGT.comでは、AppleやAmazonなど米国のハイテク株を多く取り扱っています。さらに最大50倍のレバレッジをかけて取引できるため、少額からでも取引しやすいでしょう。ぜひ、この機会に口座開設してみてください。